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このページは強さとは関係ない 東方キャラの諸々ランキングを書きなぐるページです 要はネタページです その① <現行酒飲みランキング> <最強グループ> (酒は水だ!と、飲み比べをするザルレベル) ZUN 萃香 勇儀 神奈子 <強グループ> (ナチュラルに強く、酔った奴を酒の肴にするレベル) 永琳 豊姫 諏訪子 紫 幽々子 幽香 レミリア 小町 衣玖 射命丸 紅美鈴 レティ てゐ <普通グループ> (酒に飲まれることなく、適度に嗜む程度なレベル) 霊夢 魔理沙 依姫 藍 輝夜 妹紅 慧音 パチュリー アリス 咲夜 霖之助 リリカ お燐 にとり 大妖精 チルノ パルスィ ヤマメ 秋姉妹 みすちー 三月精 <弱グループ> (ちょっと飲んだだけでべろんべろんになる、下戸レベル) 映姫 さとり うどんげ 早苗 妖夢 ルナサ 椛 小悪魔 リリー 阿求 キスメ リグル <最弱グループ> (支離滅裂な行動に走り、記憶までなくすレベル) お空 天子 こいし フラン メルラン 橙 メディ 雛 ルーミア その② おっぱいランキング <究極グループ-Z-> (自由自在なレベル) 雲山 ミッシング・萃香 <至高グループ-F-> (全てを包容する女神の如きおっぱいなレベル) レティ 幽々子 勇儀 小町 永琳 <最強グループ-E-> (見る人皆がまずおっぱいに目線がいくレベル) 幽香 美鈴 神奈子 慧音 藍 紫 豊姫 衣玖 白蓮 <準最強グループ-D-> (おっぱいの規模が巨乳とされるレベル) 優曇華 射命丸 パチュリー メルラン にとり パルスィ <強グループ-C-> (非常に質の良いおっぱいを持つ一般高水準レベル) 早苗 妖夢 雛 椛 アリス お燐 諏訪子 寅丸 こいし ヤマメ 依姫 一輪 <普通グループ-B-> (感度の良い一般的なおっぱいレベル) 霊夢 咲夜 魔理沙 ルナサ リリー 輝夜 妹紅 映姫 さとり 静葉 小傘 ミスティア ムラサ 穣子 <弱グループ-A-> (良くも悪くも貧乳とされるおっぱいレベル) ナズーリン ぬえ ルーミア 橙 リリカ チルノ 阿求 フラン お空 リグル キスメ スター <最弱グループ-AAA-> (平地と形容されるおっぱいが無いレベル) 天子 サニー レミリア ルナチャ メディスン てゐ 萃香 霖之助 その③ 能力ランキング A1 (境界を操る) (乾を創造する) (坤を創造する) (永遠と須臾を操る) B1 (密と疎を操る) (運命を操る) (ありとあらゆるものを破壊する) (歴史を創る) (時間を操る) (あらゆる薬を作る) (狂気を操る) (老いる事も死ぬ事も無い) (海と山を繋ぐ) C1 (空を飛ぶ) (死を操る) (距離を操る) (歴史を食べる) (怪力乱神を持つ) (大地を操る) (核融合を操る) (心を読む) (無意識を操る) (奇跡を起こす) A2 (式神を操る) (風を操る) (火水木金土日月を操る) (魔法を使う) (魔法を扱う) (身体能力を上げる魔法を使う) (毒を操る) (病気を操る) (光の屈折を操る) B2 (妖術を扱う) (冷気を操る) (気を使う) (闇を操る) (寒気を操る) (水を操る) (気質を見極める) (剣術を扱う) (蟲を操る) C2 (鬱の音を演奏する) (躁の音を演奏する) (幻想の音を演奏する) (歌で人を惑わす) (嫉妬心を操る) A3 (千里先まで見通す) (未知のアイテムの名称と用途がわかる) (生き物の動きを捕捉する) (豊穣を司る) (厄をため込む) (人間を幸運にする) (星を見ただけで今の時間が分かり、月を見ただけで今居る場所が分かる) (一度見た物を忘れない) (結界が見える) (空気を読む) (探し物を探し当てる程度の能力) (財宝が集まる) B3 (周りの音を消す) (花を操る) (紅葉を司る) (春を伝える) (鬼火を落とす) (死体を持ち去る) (人間を驚かす程度の能力) (入道を使う程度の能力) (正体を判らなくする) (水難事故を引き起こす) C3 (白黒はっきりつける) A1→神の領域程度の能力 B1→人類が永劫為し得ない程度の能力 C1→近代科学でも代替又は未だ到達し得ない程度の能力 A2→戦闘で強い程度の能力 B2→戦闘で役に立つ程度の能力 C2→戦闘で使えるのか微妙な程度の能力 A3→日常生活で便利な程度の能力 B3→正直殆ど役に立たない程度の能力 C3→意味がよくわからない程度の能力 その④ 年齢ランキング <億超え> 永琳 輝夜 <神話級> 神奈子 諏訪子 豊姫 依姫 てゐ <千年前以上> 紫 幽々子 妹紅 映姫 文 阿礼 萃香 勇儀 さとり こいし 天子 衣玖 藍 白蓮 ムラサ 星 ナズ 一輪 ぬえ <五百年前以上> レミリア 空 燐 椛 <百年前以上> パチュリー チルノ フラン ミスティア にとり 美鈴 <五十年前以上> 鈴仙 リグル 霖之助 慧音 <十年前以上> 霊夢 魔理沙 早苗 咲夜 阿求 妖夢 <十年未満> メディスン その⑤ お尻ランキング <至高グループ-95cm以上-> (胸よりセクシーでグラマラスで、オナラも強烈に臭いレベル) 華扇 その⑤ オナラランキング <究極グループ-最臭-> (最も臭く、スカンク予も超えるの臭さで嗅いだだけで気絶するレベル) 華扇
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通過の儀式/Rite of Passage ◆gcfw5mBdTg バトルロワイヤルは、出会い、そして、別れを運んでくる。 魔法の森で発生した決戦も、その類に漏れないものだった。 六名もの人妖が激しくぶつかりあった魔法の森も、数刻の時を経て、残っているのはたったの二人の少女のみ。 魔法使い、霧雨魔理沙。 吸血鬼、フランドール・スカーレット。 魔法の森に残された二人の少女は、その場に留まり、休憩をしていた。 じっとりと湿り気を帯びた巨木の幹に背を預け、隣り合わせに座っている。 戦場とは無縁の自然へと回帰した魔法の森には、もう喧騒はない。 たった二人で先程までの熱気を生み出せる筈も無いのだから、静寂は必然のものだ。 とはいえ、現状は、いささか……静かすぎた。 魔理沙もフランドールも、眠っているわけでもないのに、会話どころか、声をかける様子すら見えない。 金髪の魔法使い、霧雨魔理沙は、なにかに想いを馳せるように、ぼおっと沈黙を決め込んでいる。 両目に包帯を巻いた幼き吸血鬼、フランドール・スカーレットは、なんともいえない不安を表情に滲ませながら、ずっとうつむいている。 二人はずっとこんな調子だった。 既に一時間、いや、休憩の前に行った銃剣の作成の時間も加算すれば、既に二時間近く、魔理沙達はまともな会話を交わしていない。 無理にはしゃぐ必要は無いとはいえ、ただ無言のまま休憩し続けるのは異常と呼ぶに十分なものだった。 魔理沙達に、この地に留まる意味は薄い。 休憩をするにしても、いささか場所が悪い。 決戦の舞台となったこの周辺には、死肉が発する死臭が篭もっている。 血生臭さは気分を害するし、血の匂いに敏感な妖怪が来ないとも限らない。 魔理沙もそれは理解は、している。 だけど魔理沙は、時間の許す限り、この場所に、いたかった。 魔理沙は空虚な想いを抱きながら、周囲を見やる。 すると薄暗く気味の悪い魔法の森の景色に、死臭を放つ異物が、二個、見えた。 木々の新緑と大地の狭間に、一面、紅い絨毯で覆われた死体は、二人の人妖がこの世から消え失せたと証明している。 腹部に刺された痕を残す導師服を纏った美しい女性〝八雲藍〟 死にかけていた魔理沙を助け、支えてくれた。 彼女は忠義に殉じ、主である八雲紫を庇い、逝った。 胸元に痛々しい傷跡を残す、白銀の頭髪の男性〝森近霖之助〟 魔理沙の幼馴染であり、兄のような、育ての親のような存在だった。 彼は魔理沙の友達であるフランドールを庇って逝った。 魔理沙は二人を失ってから、ずっと心に傷跡を残していた。 ちょっと歩けば体に辿り着けるほどに距離は近いのに…………でも、どうやっても届かない。 数時間もすれば、その体すらも首輪の爆破により、消え失せるのだろう。 ――今、ここから離れてしまえば、もう二度と会えない。 もう死んでいるとわかっていても、そう思ってしまったら、魔理沙は離れられなくなった。 銃剣の作成に没頭したのも、今こうして休憩しているのもそのためだ。 何度か、この場から離れようとしたが、全て失敗に終わった 今のままじゃ、駄目だって、わかっている。 気が済めば、時間が経てば、移動するつもりではある けど、それでも……もうすこし、もうすこし、と別れを引き伸ばさずにはいられない。 どのくらいそうしていたか、魔理沙とフランドールは、まだじっと座っている。 静寂の中、唯一音を刻み続ける心音と呼吸音が一際高く音を立てている気さえする。 何度目か既に覚えていない別れの失敗をまた繰り返した時、魔理沙は、ふと、ある言葉が浮かんだ。 そして、気が緩んでいたのか、その言葉を、つい、小さく呟いてしまった。 ――このまま、夜が明けるまでこうしているのも悪くないかもな。 軽率だった、としか言い様が無い。 魔理沙は隣にフランドールがいる事を、忘れていた。 フランドールを考慮に入れずに、不用意な言動を発してしまった。 小さく反響した魔理沙の言葉に、フランドールは表情を曇らせ。 ――……ごめんね。 フランドールは薄く悲しげに笑って謝って、顔を背けた。 ちらりと覗いた、小さな穢れない唇が、小さく震えている。 一瞬、間を置き、魔理沙は状況を理解した。 ……私はなにをやっているんだ、と後悔し、頭を掻き毟る。 フランドールは、目前の死者の一人である森近霖之助に庇われた。 フランドールが頼んだわけでもない。 根本の原因がフランドールにあるわけでもない。 それでも……友達の大切な人が死亡した一因であることには変わりは無い。 魔理沙は、誰かが間違っているわけじゃない、とフランドールに言った。 それでも、簡単に割り切れるようなものであるはずがない。 スターサファイアに庇われた経験のあるフランドールはより一層、ショックが大きいはずだ。 二時間もの間、死臭漂う中にいて、平気でいられるはずが無い。 魔理沙は自分の事だけを考えていて気が回らなかった。 慌てて魔理沙はフランドールをフォローしようとするが。 「……あれは、フランのせいじゃない。 誰が悪いというわけじゃない、って言ったろ」 ……咄嗟には気の聞いた言葉が浮かんでこない。 なにかいい言葉はないだろうか、と模索するも、もどかしさ、やるせなさ、罪悪感で思考が上手く纏まらない。 そうして苦悩している内に、間が空いてしまい、会話を続ける雰囲気が終わってしまった。 沈黙の帳が降りた中、聞こえるのは二人分の喉の音くらいで、後は何も聞こえない。 お互い何も話さない。殆ど視線も合わさない。 それだけなら、さっきまでとなんら変わらない筈なのに、居心地が……非常に悪い。 沈黙はこんなに不安を催すものなんだということを魔理沙は始めて知った。 そんな静寂の中、フランドールが、魔理沙に声をかける。 「……魔理沙、ちょっと眠ってもいいかしら」 フランドールは大きなあくびをして、魔理沙から眼をそむけ、瞳を閉じた。 「……ああ、おやすみ、フラン」 魔理沙にはフランドールが眠いようには、とても見えない。 それどころか、包帯で瞳は隠れているのに、不思議と泣いているように思えた。 ああ、気を使われたんだな、と察した魔理沙は己の心弱さを蔑む笑みを浮かべる。 霊夢を止められず、紫を引き止められず、挙句の果てにフランにまで迷惑をかけてしまった。 ……無様にも程があるな、と魔理沙は静かに溜息を吐く。 どうするべきか……、と必死に考える。 自分への嫌気で頭は、多少冷めた。 今なら、無理をすれば、この場を離れることができるかもしれない。 だけど、それでは問題は解決しないだろう。 この場を離れるだけでは、気まずさは、きっと変わらない。 酷いことをしてしまった、謝らなければならない、と魔理沙は思う。 だが、今の雰囲気で、自分の心情を素直にストレートに言葉で伝えられる自信が、ない。 なにか、いい方法はないか、と魔理沙は考え込んだ。 ◆ ◆ ◆ 苦悩する霧雨魔理沙と時を同じくして、フランドール・スカーレットもまた悩んでいた。 森近霖之助を失った後の魔理沙を、どこかおかしい、とフランドールは思っていた。 八雲紫と別れてからは、おかしさが更に顕著に表れた。 突如、何も言わずに数十分もの間、銃剣の作成に没頭し、完成してからも、ずっと黙り込み動かない。 そんな不自然なことをしていては、視力を失ったフランドールにだって、魔理沙の心情は、嫌でも、伝わる。 フランドールは魔理沙と森近霖之助の死別を鮮明に思い返す。 ……あの時の魔理沙は、年相応の女の子だった。 世界のどこにでもあるような、普通の少女だった。 魔理沙は、彼が死んだことに対して、誰も間違っていないと言っていた。 だけど、理屈では分かっていても大切な人の死は簡単に割り切れるものじゃないのだろう。 他人の感情を計るのが苦手なフランドールでも、ずっと苦しげに沈黙する魔理沙に何も感じないほど、壊れてはいない。 どうしてこうなってしまったのだろう。 スターを失い、命の大切さを知った。 友達である魔理沙を傷つけないよう一人で霊夢に挑んだ。 なのに……奪って、しまった。 魔理沙は生きていたけど、魔理沙の大事な人を奪ってしまった。 魔理沙の魂に皹を入れてしまった。 胸が、ジクジクと痛む。 心というものは甘いものじゃなかった。 こんなにも苦痛を伴うものだった。 誰も間違っていなくても誰かが傷ついてしまう。 これからもずっとそうかもしれない。 今の自分では、だめなんだろうか、とフランドールは思う。 もしも。 もっと幼かった時の『私』なら。 命を軽視し、相手の事を考えない危険な遊びを好んだ『私』なら。 スターとも魔理沙とも出会わなかった『私』なら。 吸血鬼として、悩まず、本能のまま、日陰の下で独りで生きていた『私』なら、何の不安もなく楽に過ごせたのかもしれない。 一瞬、そんな想いがフランドールの脳裏を過ぎった。 ――〝嫌〟だ。 だが――フランドールは強く、即座に、否定した。 それはありえないことだから。 だって今の自分は、スターと魔理沙によって独りじゃないことを知ったのだから。 大事な人が側にいる幸せを知った。 心地よい空間がその人といると作られることを知った。 眼に見えない繋がりを得て、世界が変わった。酷く楽しいものだと思えた。 誰かと繋がる度に、世界が、より鮮明に、明るくなっていくことを知った。 変わらないものはない。 いい意味での、その意味を知った。 後悔するかもしれない。 さらなる苦しみが待っているかもしれない。 それでも――大好きなスターや魔理沙と一緒にいられないなんて、もう、考えられない。 魔理沙やスターと物理的に繋いでいるものは一切ない。 死によって別たれてしまう幻想だと、知っている。 私の心は、まだいろいろ、足りてないのかもしれないけれど……。 だけど、それでも……スターと魔理沙のことが好きで、一緒にいたいと思っている『私』は――ここにいる。 フランドールが得た、小さな答え。 もう二度と、忘れ去られることはないように、強く、自身に刻み込む。 心の迷路から抜け出たフランドールは決心した。 魔理沙に心の内を、全て打ち明けよう、と。 もしかしたら魔理沙は背中を向けてしまうかもしれない………けれど……。 そうやってフランドールが覚悟を決めようとしていると――突然、フランドールの頬に、なにか柔らかい感触が当てられた。 魔理沙の手、ということに気付いた頃には、フランドールの頭は、運ばれていた。 優しく、抗いがたい甘さに抵抗できず、ぽすん、とどこかに降ろされる。 されるがままにして、頭が置かれた場所は、魔理沙の膝の上だった。 フランドールは、魔理沙の膝を枕にし、地面に寝そべっている、俗にいう膝枕の体勢を強制された。 なにがなんだかよくわからない。 けれど不思議と嫌な感じはしなかった。 混乱してじっとしているフランドールの柔らかい金髪に、魔理沙の手が置かれた。 そのまま、柔らかい手の感触に、ゆっくりとフランドールの頭が撫ぜられる。 心地よい、温かさのようなものが、胸の奥に染み渡り、フランドールを静かに優しく包み込んでいく。 ◆ ◆ ◆ 結局、魔理沙が悩み考え抜いた結果は――真似であった。 どうすればフランに自分の心が伝わるか。 どうすればフランの心を落ち着かせられるか。 何度も過去を振り返り、経験を真似することにした。 思い返した記憶は二つ。 幽々子の死後、八雲藍におぶってもらって、いい夢を見れたこと。 森近霖之助の膝の上に座るのが好きだったこと。 それらを、魔理沙が受ける側ではなく魔理沙が与える側としてアレンジした結果がこの膝枕であった。 二人は静かに時間を流し、お互いの事を想い合い、相手の意思を読み取る。 聞こえるのは二人分の喉の音くらいで、後は何も聞こえない。お互い何も話さない。 だけど、先程までとは違い、不思議と、居心地は悪くなかった。 …………。 時間がしばらく経過し、満足したフランドールは、眠る振りをやめ、会話の口火を切った。 「……私の独り言に付き合ってくれるかしら」 フランドールは横になったまま、自身の胸の前に、両手を重ねる。 緊張しているような、決意を秘めたようなそんな様子だった。 「……スターも、香霖って人も、私のせいで死んでしまったの。 ひょっとすると、私はまた魔理沙に迷惑をかけてしまうかもしれないわ。 けれど、私はやっぱり魔理沙とスターと一緒にいたい。 私は、こんな今の〝私〟を良いと思ってるわ。 ……魔理沙は、こんな私と一緒にいてくれる?」 魔理沙を、ただひたすら真っ直ぐ見つめ。 そして、ゆっくりと、静かに、澄んだ声で、己が決意を紡いだ。 「……ん、そーか。 私も前より今のフランのほうがいいと思うぞ。 それと、あいつらが死んだのは誰のせいでもないって言ったろ。 私の軽挙のせいで誤解させたかもしれないが、あれは本心からだ」 魔理沙は一瞬、フランドールを褒めようかと思ったが、思い直して、褒めるのをやめた。 死者への未練を断っていない魔理沙が、今の成長したフランドールを褒めるというのは何かが違うと思ったからだ。 だから、魔理沙はフランドールを褒めるのではなく、認めるに留め、一端、答えを保留した。 「……さっきの膝枕、よけいな御世話だったか?」 魔理沙は怪訝な顔を浮かべる。 魔理沙にはフランドールがいつもより安定しているように見えた。 今のフランドールを見ていると、魔理沙がなにかをしなくても、フランドールは自分で立ち直っていたように、魔理沙には思えた。 「ええ、いきなり体勢を変えられたから全然眠れなかったわ」 フランドールは寝そべったまま、照れたように、楽しそうに、小さく口元を綻ばせ、魔理沙を見上げている。 どうやら冗談で返すほどの余裕まであるようだった。 「ほう、そいつは悪かったな。 じゃあもういらないな?」 フランドールを膝から降ろそうとする魔理沙の意地悪に、フランドールは、急いで首を振って拒否する。 魔理沙はフランドールの不器用さに、くくっと笑みを漏らした。 「……こういうのって与える方の気分はどんな感じなのかしら?」 恥ずかしかったのか、気を取り直すかのように別の話題を振るフランドール。 「ん、こっち側も意外と楽しいもんだった。 あいつらもきっとこんな気分だったのかな」 魔理沙は、霖之助と藍を思い返しながら答えた。 「ふぅん、そーなんだ。 私もお姉様あたりにやってあげようかしら」 幸せそうに寝転んだまま、フランドールは未来に想像を抱く。 「おーおー、やってやれ、やってやれ。 レミリアの奴、きっと泣いて喜ぶぞ」 レミリアが妹の膝の上で大人しくしている姿を想像し、くく、と笑いを殺す魔理沙。 二人はお互いの心のピースを嵌めるように、楽しく話し合い、静かな魔法の森に穏やかな風景を作り出していた。 だが、どうやら魔理沙は、本心から楽しんではいないようだった。 楽しくフランドールと話している魔理沙は、普通に見えて、心の中でずっと何かを悩んでいるようだった。 時間も経ち、会話の種も尽きた頃。 何かを決意した魔理沙は、フランドールをゆっくりと膝から降ろし、立ち上がった。 そして、スキマ袋の中から、一つの道具を取り出した。 魔理沙が休憩の前に作成した『銃剣』。 魔理沙はそれを手に持ち、フランドールへと声をかける。 「この銃剣、やるよ。 無理に使う必要はないけど、これはお前が持ってるべきだと私は思った」 「……よく、意味が分からないんだけど」 視力を一時的に失っているフランドールには銃剣が見えず、魔理沙の意図が掴めない。 「〝妖夢〟の楼観剣と〝香霖〟のショットガン。 この銃剣はそいつらを組み合わせたんだ。今のお前なら大丈夫だろ」 スターサファイアを殺した魂魄妖夢。 フランドールを庇った森近霖之助。 二人を決して忘れるな、お前は生きろ、と魔理沙は言っているのだ。 「――ええ、わかったわ」 フランドールは、堅く唇を引き結び、しっかりと応えた。 今でも他人の事などあまり理解できない。 けれど、これが大事なことなのはわかる。 覚えておかなければならないことぐらいはわかる。 フランドールは心を知り、心を育て、成長しているのだ。 答えを聞いた魔理沙はフランドールのスキマ袋に銃剣をいれる。 「……今度は私の番だな」 フランドールの成長に、自分の胸の内が晴れていくのを感じた魔理沙は、決意する。 フランドールは魔理沙に応えた。 ならば魔理沙もフランドールに、友達として、応えなければならない。 「――最後のお別れを、しにいってくる」 死者への未練を、断たなければならない 魔理沙の決意に、フランドールはこくりと頷き、死者の元へと歩む魔理沙を見送った。 八雲藍。 八雲紫の式である九尾の狐。 真面目で融通が利かなくて計算はできるのに不器用な生き方しかできない少女。 藍の死体の前に立った魔理沙は、諦念の宿った透き通った声で呟く。 「……お前がいたから、私は今、こうしてここにいるんだよな。 つまり、私が異変を解決すれば、お前が解決したも同然なわけだ。 だからな、あっちで、橙に誇ってこいよ」 どんな顔で笑ったのかも、どんな顔で叱ったのかも、覚えている。 魔理沙の顔は悲しそうな懐かしむような顔だった。 「……お前の提唱したリーダーを私がするってやつなんだが、正直、過大評価なんじゃないかとまだ思ってる。 でも、まぁ、お前を信じて、私なりになんとかやってみせてやるよ」 まだまだ言いたい事はある。 一度喋りだせば欲求はだんだんと大きくなっていく。 だけど……魔理沙は、二の句を告げるのを、止めた。 長々と喋っていても、藍は喜ばない。 魔理沙は記憶の中の藍ならば喜ばない。 ――あー、私を偲ぶのはいいからさっさと前へ進め、紫様を頼んだぞ。 きっと藍なら照れくさいような呆れたような顔で、そう言うと思ったから。 「……紫の事は任せとけ。 帽子、借りてくぜ。紫に届けといてやるよ。 ……じゃあな、藍」 魔理沙は、名残惜しげにゆっくりとしゃがみこみ、藍の屍骸の傍らに座する帽子を拾う。 藍の形見、として、紫に届ける為に。 礼も文句もまだ言い足りない。 だが、必死に言葉を飲み込み、もう一人の未練へと、歩む。 森近霖之助。 古道具屋の店主であり、魔理沙の古くからの馴染み。 彼の前に立つ魔理沙の身体は、自身の心を示すかのように震え、乱れて、どこか落ちつかない。 精一杯やせ我慢してるのがよくわかる。 「……昔あげた、あの私の名前つけた古ぼけた刀、どうせ私の形見にでもするつもりだったんだろ? なのに、なんで、私より先に死んでるんだよ。これじゃ順番が逆じゃないか」 いつ出会ったのかは子供の頃すぎてよく覚えていない。 だけど、いつのまにか魔理沙は霖之助に甘えるようになっていった。 子供の頃、大きな手で撫でられた。とても大きくて温かかった。 背中や膝に乗っかったりして遊んだことも一杯ある。魔理沙の身体をすっぽり覆ってしまうほどだった。 いつか、追いつくと思っていた。 けれど、もうその時は永遠に来ない。 「……この、大馬鹿が。 ……ようやく会えたと思ったら、柄じゃないことしやがって。 私と霊夢がスペルカードで遊んでる時はずっと店の中で見てるだけの癖して」 文句ばかり言う魔理沙に、死体である霖之助は当然、何も言わない。 ――僕の言いたいことは死に際に全て言ったからね。 そんな感じの満足した顔をして、何も言わずに、魔理沙をじっと優しく見守っていた。 いつもは語りたがりの癖に、なにも喋らなかった。 「遠慮なんか、しなくてもいいんだがな」 ふと、そんな言葉が口を衝いて出た。 霖之助に一人前と認めてほしかった魔理沙が、長い間ずっと思っていて、結局果たされなかった言葉だった。 もしかしたら、もっと深い付き合いも出来たかも知れない、ふとそう思う。 けれど、もしかしたら、なんて仮定は、もうできない。 知ってしまうと、もっと早く気付けばよかった、と思ってしまった。 「あーあ、くそ。香霖のばーか。 なんか悔しいから眼鏡、貰ってってやる。 後で親父に、届けてやるからな。ちくしょう」 魔理沙は、自分の胸の中で騒ぐ思慕や複雑な感情を抑えるように、罵声で誤魔化す。 今すぐこの場から立ち去って、気を紛らわせないと気が狂ってしまいそうだった。 「……いつも子供扱いしやがって。 お前の年齢超えるまでは、そっちに、いってやらないからな、香霖」 自らの不老不死を自覚しても、それしか言えなかった。さよならなんて言えなかった。 軋む胸元をぎゅっと掴み、痛みに堪えながら、魔理沙は霖之助に背を向ける。 お別れは終わった。 魔理沙は皺の寄ったスカートの裾を一払いして、フランドールの方へ歩もうとする。 だが振り返りたい意思が、魔理沙の心を強く苛む。 異常なほどの焦燥感と恐怖が、後ろ髪を惹く。 だが魔理沙は屈せず、自分に言い聞かせる。 甘えるな、甘えちゃだめだ。 そうでなきゃ、あいつらは安心できない。 これからも迷うかもしれない、苦しむかもしれない。 それでも、覚悟を決めろ。 これからやらなくちゃいけないことは、今ここに身体がある霧雨魔理沙にしかできないことなんだから……! もう、私は、一人立ちしなきゃ……いけないんだ! 涙が、一筋流れた。 「……悪い、待たせたな、フラン」 こうして、未練を振り切った魔理沙は一度も振り返らずにフランの元へと帰った。 目を瞑っても、目を抑えても、頬を伝い零れ落ちる涙は止まらない 魔理沙は、フランドールの眼が一時的に見えない事を不謹慎とは思いながら、ありがたいと思った。 もう大丈夫だ、とフランドールに伝える為に、目を閉じ呼吸を整える。 「……なぁ、フラン。 さっきの私、返事のようで完全な返事になってなかっただろう? だから、今、答えていいか?」 どこか、すっきりしたような顔で、魔理沙は堂々とフランドールに向き合う。 「……うん、いいよ」 フランドールはちょっと不安を見せるが、すぐ気を取り直し、魔理沙を見守る。 「ん、ありがとな。 じゃあ私の独り言を聞いてくれ。 ……私は正直言って心の整理なんてそんなについてないんだ。 霊夢や紫や私やフランに色々複雑でいやーな感情をぶつけたいという気持ちもないとは言えない」 負の感情は、雪のように解けて消えたりしない。 汚れ、紛れ、色彩を失っても、必ず残るものだ。 「……まぁ、それでもだ。 別にそのままでもいいんじゃないかな、と私は思ってる。 人生色々あるし嫌な事も一杯あったけど……。 そういったこと全部ひっくるめても、私が皆が好きなことにはなんら変わらないんだ。それでいいんだと私は思う」 そんな甘い幻想では、この世界は成立しない事はよく知っている。 魔理沙自身も、まだ全てを割り切れているわけではない。 宿したそれは、いつか消えてしまう儚い幻想なのかもしれない。 それでも、魔理沙は、殺戮劇の参加者ではなく、幻想郷の住人として最期まで異変に立ち向かいたいと想っていた。 「あー、なに言ってるのか自分でもよくわからなくなってきた。 まぁ、なにがいいたいのかというとだな。 そんな結構適当な私なんかでいいんなら――」 魔理沙は、後頭部を掻きながら、どう言い出そうかしばらく悩み。 やがてどう言い出すのかを決めたのか、自信のある、爽やかで愛らしい笑顔を浮かべ、フランドールへ誓いの言葉を送った。 「――〝今後ともよろしく〟ってわけだ」 魔理沙は手を差し出し、友達に、握手を、求める。 フランドールはこくり、と頷いた。 「ええ、こちらこそ――〝今後ともよろしく〟」 眼は見えないフランドールは、スターサファイアの能力に導かれ、魔理沙の握手に応える。 自分の偽らざる感謝の気持ちが伝えた二人は、笑顔だった。 とても綺麗な、不純物等一切ない、白一色の笑顔だった。 これから二人は色んな体験をして、考えも変わっていくのだろう。 しかし、この言霊は魂に刻まれ、消えることはないだろう。 ◆ ◆ ◆ あれから移動した魔理沙達は、かねてからの予定通り、八意永琳との約束の場所へ辿り着いた。 「……私達が遅すぎたのか、永琳が来なかったのか、どっちだろうな」 辺りを探索するが……八意永琳はもとより、人の気配、なんらかの痕跡も見つからない。 永琳からの情報が得られないのは惜しいが、こちらも輝夜の情報を与えられるわけではない。 気持ちを切り替えた魔理沙は地図を広げ、これからの行動を決めようとする。 別れを経て、休む間もなく、また、新たなる戦いが始まる。 魔理沙達を物語の結末へと導いていく。それが魔理沙とフランドールの望むものでないとしても。 【G-5 魔法の森 一日目・夕方】 【霧雨魔理沙】 [状態]蓬莱人、帽子無し [装備]ミニ八卦炉、ダーツ(3本) [道具]支給品一式、ダーツボード、文々。新聞、輝夜宛の濡れた手紙(内容は御自由に) mp3プレイヤー、紫の調合材料表、八雲藍の帽子、森近霖之助の眼鏡 [思考・状況]基本方針:日常を取り返す 1.霊夢、輝夜、幽々子を止める。 2.仲間探しのために人間の里へ向かう。 ※主催者が永琳でない可能性がそれなりに高いと思っています。 【フランドール・スカーレット】 [状態]右掌の裂傷、視力喪失(回復中)、魔力大分消耗、スターサファイアの能力取得 [装備]無し [道具]支給品一式 機動隊の盾、レミリアの日傘、楼観剣(刀身半分)付きSPAS12銃剣 装弾数(8/8) バードショット(7発)、バックショット(8発) [思考・状況]基本方針:まともになってみる。このゲームを破壊する。 1.スターと魔理沙と共にありたい。 2.庇われたくない。 3.反逆する事を決意。レミリアが少し心配。 4.永琳に多少の違和感。 ※3に準拠する範囲で、永琳が死ねば他の参加者も死ぬということは信じてます ※視力喪失は徐々に回復します。スターサファイアの能力の程度は後に任せます。 135 吸血鬼の朝が来た、絶望の夜だ /紅魔の夜の元、輝く緑 時系列順 138 Who s lost mind? 136 リリカSOS 投下順 138 Who s lost mind? 126 黒い羊は何を見るのか 霧雨魔理沙 148 乾いた叫び 126 黒い羊は何を見るのか フランドール・スカーレット 148 乾いた叫び
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結婚後会話お弁当 子供ってわがまま 今日は…… ふあ…… いま幸せ? 頑張らない ねむたい 恥ずかしい語録 その1 プリベラの森 今度どこかに あきた さめた 僕と結婚して 恥ずかしい語録 その2 お母さん…… 最初から私のこと お母さんが働き者だから 大キライよ 雑貨屋に行くと 会えなくなっても友達 家族ってなんだと思う? ありがとうね 懐妊報告 子供の名前 あ…… 誕生 結婚記念日にて 結婚後会話 お弁当 【カリン】 はい、お弁当。パン(おにぎり)よ。 (今日はがんばっちゃった……) 子供ってわがまま 【カリン】 子供ってわがままよね。 お母さん、お店が忙しくてあんまり私のことかまってられなかったみたいだけど……。 なんだかんだで、困ってるときにはいつも駆けつけてくれたのよね。 【マイス】 いいお母さんだね。 【カリン】 あたしもそんな風に……。 (なれるかな……) 【マイス】 うん。なれるよ、きっと。 今日は…… 【カリン】 さて、今日は……。 (なにをしようかしら) …………。 ……よし。 (とりあえず寝よ) ふあ…… 【カリン】 ふあ……。 よく眠れた?・うなされてたよ ▼よく眠れた? 【カリン】 うん。いい場所ね。 (家全部がベッドみたいで) ▼うなされてたよ 【カリン】 うん……ちょっと悪い夢をね。 (まさか、ここまで仕事を……) いま幸せ? 【カリン】 ねえ、マイス。いま幸せ? 幸せ・そうでもない ▼幸せ 【カリン】 ふふ、そっか。 (私も) ▼そうでもない 【カリン】 え!? そ、そう……。 (一人で浮かれてたのね……) 頑張らない 【カリン】 頑張らない。 【マイス】 え!? 【カリン】 いや、色々と頑張りすぎるのはよくないって。 (トゥーナが) 【マイス】 その色々って部分を詳しく。 ねむたい 【マイス】 カリン? 【カリン】 …………すぅ。 【マイス】 (寝てるみたいだ……) 【カリン】 ……ねむたい…………。 【マイス】 夢の中でも!? 恥ずかしい語録 その1 【カリン】 『カリンが謝ることないよ』 『でも、カリンのこと信じていたから……』っと。 【マイス】 カリン……? その、さっきから何を書いてるの? 【カリン】 マイスの恥ずかしい語録。 (絶賛☆執筆中) 【マイス】 やめて!? プリベラの森 【カリン】 ……ふふ。 【マイス】 楽しそうだね、カリン。 【カリン】 うん。 一緒にプリベラの森に行ったときのこと思い出してたの。 マイスのこと気にしだしたのって、あの頃からだったのよね……。 (もうずっと昔のことみたい……) 今度どこかに 【カリン】 ね、マイス。 今度どこかに連れて行ってよ。 いいよ・えーと…… ▼いいよ 【カリン】 やったあ! じゃあどこに連れて行ってもらおうかしら。 (……やっぱりプリベラの森かしら) ▼えーと…… 【カリン】 えー……。 【マイス】 冗談だよ。 でも、カリンから外に遊びに行こうなんて、ちょっとびっくりした。 【カリン】 それは……。 (誰かさんに影響されたのかも) あきた 【カリン】 あきた。 【マイス】 !? 【カリン】 そろそろ違う枕にしないと……。 (お店で適当なの選んでこよ) 【マイス】 ああ……。 まくらの話だったんだね。 さめた 【カリン】 さめた。 【マイス】 !? 【カリン】 ……もう一度寝る気にはなれないかも。 (寝すぎちゃった……) 【マイス】 ああ……目がさめたんだね。 僕と結婚して 【マイス】 ねえ、カリン。 僕と結婚して、本当によかったと思ってる? 【カリン】 ……さあ。 (分からないわ) だって、マイスと結婚しなかった場合なんて、考えられないもの。 恥ずかしい語録 その2 【マイス】 『これからも一緒に、頑張ってくれる?』 『だって、マイスと結婚しなかった場合なんて、考えられないもの』 【カリン】 それって……。 (まさか……) 【マイス】 カリンの恥ずかしい語録。 (ひそかに☆執筆中) 【カリン】 やめて!? お母さん…… 【カリン】 お母さん……。 【マイス】 (カリン……家に帰りたいのかな?) 【カリン】 まくら……。 (ちゃんと頼んでおいてくれたかしら) 【マイス】 …………。 最初から私のこと 【カリン】 マイスってさ、最初から私のこと好きだったの? 【マイス】 え!? えーと……。 うん・そこそこ・ぜんぜん ▼うん 【カリン】 そうなんだ……。 (私はまさか、畑仕事してる人の 奥さんになるとは思ってなかったなあ) ▼そこそこ 【カリン】 私も正直、こんなとこに 住むことになるとは思ってなかったなあ。 (都会とは正反対だもん) 【マイス】 でも、けっこう似合ってるよね。 【カリン】 そうかな? (ま、これも悪くないよね……) ▼ぜんぜん 【カリン】 ふーん。 ところでマイス。 私の実家、すぐそこにあるんだけど。 (帰っていい?) お母さんが働き者だから 【カリン】 私ね、お母さんが働き者だから、 なにもしなくて良かったのよ。 【マイス】 うん。 【カリン】 だからもし、 私がなにもしなければ……。 (子供は逆に働き物に……) 【マイス】 なったらいいね。 さ、仕事仕事。 大キライよ 【カリン】 大キライよ、あなた。 【マイス】 え!? 【カリン】 ソフィアが教えてくれたの。 愛は、なれちゃうものだからって。 (たまには確かめるようにね) 【マイス】 ……じゃあ、今の反応なら? 【カリン】 合格。 雑貨屋に行くと 【カリン】 お母さん、雑貨屋に行くと やたらと仕事を押し付けてくるのよね。 (なんであんなに……) 【マイス】 でも、雑貨屋には けっこう顔を出してるよね。 【カリン】 それは……。 ……まくらがあるからよ。 (心配なんだもん……) 会えなくなっても友達 【カリン】 結婚したら、 ソフィアやトゥーナと話す時間も減って、 寂しくなるかと思ってたんだけど……。 意外とそうでもなかったのよね。 (なんでかしら……) 【マイス】 会えなくなっても友達だって、 自然とそう思えてるからだよ、きっと。 【カリン】 そうかも。 (……そうだといいな) 家族ってなんだと思う? 【カリン】 ねえ、マイス。 家族ってなんだと思う? 守るべきもの・守ってくれるもの・ワレモノ ▼守るべきもの 【カリン】 ……うん。 (頼りにしてるからね) ▼守ってくれるもの 【カリン】 え? 【マイス】 家族が待っててくれるから、 頑張ろうって思えるんだよ。 一人のときより、ずっとね。 【カリン】 そっか……。 忘れないようにしないとね、この気持ち。 (支えあってるんだってこと) ▼ワレモノ 【カリン】 だから注意しろってこと? (いまのでヒビは入ったわね) ありがとうね 【カリン】 マイス、 ありがとうね。 【マイス】 え? 【カリン】 マイスと一緒なら、ちょっとずつでも、 頑張れる気がするから……。 これからも、ずっと一緒にいてね。 (約束だよ) 【マイス】 ……うん。 懐妊報告 【カリン】 ねえ、マイス。 その……。 【マイス】 どうしたの? 【カリン】 えっと……。 できたみたいなの。 (赤ちゃん……) 【マイス】 え!?本当に!? 【カリン】 うん。 【マイス】 ……そっか。僕たちの子供が……。 【カリン】 ねえ、マイス。この子、どっちだと思う? (男の子か、女の子か……) 男の子・女の子・どちらでもいい ▼男の子 【カリン】 男の子か……。 (マイスに似て、きっと……) 【マイス】 ん? 【カリン】 ううん、何でも。 ▼女の子 【カリン】 女の子か……。 (私に似て、きっと……) (……たいそうななまけものに) 【マイス】 ん? 【カリン】 ううん……なんでも。 ▼どちらでもいい 【カリン】 うん……。どちらでも、私たちの子供には変わりないものね。 【マイス】 楽しみだね。どんな子供が生まれてくるのか。 【カリン】 うん。 (早く顔を見せてね……) 子供の名前 【カリン】 子供の名前、考えておかないとね。 【マイス】 そうだね。どんなのがいい? 【カリン】 うーん……。 (えっと……) マイスに任せるわ。 【マイス】 今、めんどくさいとか思わなかったよね? あ…… 【カリン】 あ……。 (動いた……) 【マイス】 どうしたの?赤ちゃんが動いてる? 【カリン】 うん。早く出たいって。 (私も早く会いたいよ……) 誕生 【マイス】 早く赤ちゃん産まれないかなあ。 【カリン】 ………………う…………! 【マイス】 え、え!?どうしたの!?まさか……いきなり!? た、大変だ、早くマージョリーさんに診てもらわないと! 魔法病院『魔女の大釜』 【マージョリー】 マイス。 【カリン】 マイス!ほら、見て! 【赤ちゃん】 だう~。 【マイス】 産まれたんだね! 【カリン】 うん!ほら、マイスそっくりの男の子(女の子)だよ。 【マイス】 ありがとう、カリン。よく頑張ったね! 【カリン】 うん。でも、この子も頑張ったのよ? 【マイス】 うん、分かってるよ。 ええと……。 (この子の名前は……) 名前を決める 【マイス】 よく頑張ったね。ありがとう、◆◆◆(子供の名前)。 【カリン】 それって……。 【マイス】 うん。この子の名前だよ。 【カリン】 ◆◆◆……。 ありがとう、◆◆◆。これからもよろしくね。 そして季節は過ぎ―― 幸せな時もまた、あっという間に過ぎていった。 二人の間に生まれた新たな命は、町の人にも集落の人にもこころよく迎え入れられた。 そんな平和な暮らしが続き、気付けば1年が経とうとしていた。 シアレンスの木の下で 【マイス】 (…………ありがとう) 【カリン】 え? 【マイス】 ううん、何でもないよ♪ 結婚記念日にて 【カリン】 マイス。今日は何の日だか覚えてる? カリンの誕生日・結婚記念日・エリザの誕生日 ▼カリンの誕生日 【カリン】 結婚記念日よ……! (最っ低!) ▼結婚記念日 【カリン】 ふふ、覚えててくれたんだ。 (うれしい……) ▼エリザの誕生日 【カリン】 マイス、あとで話があるの。 (エリザとどういう関係なのか……) 【マイス】 じょ、冗談だってば……! ここを編集
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nicovideo_mylist エラー ( マイリストURLの取得に失敗しました。正しいURLを入力してください。 ) [部分編集] 概要 正式名称『【東方】東方硬貨1【ボイスドラマ】』(2013年9月16日)。 763企画者のスズタカが企画した東方ボイスドラマ。シリーズ物で1〜7とおまけ(主人公・霊夢役笑兵衛の後語り)がある。イラストはまちこが担当している。 [部分編集] +登場キャラクター 博麗霊夢、八雲紫:笑兵衛 レミリア:紅原ユウ子 霧雨魔理沙:琥遥ひより 森近霖之助:十六夜真二 伊吹萃香:ゆきまめ 射命丸文:桃華れん 東風谷早苗:羽純せら +大まかなストーリー 霊夢が博麗神社の賽銭箱に入っていた謎の硬貨の正体を探るために、さまざまな人物に話を聞きに行く。 最後まで硬貨の正体はわからないまま。
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今日 - 合計 - 結婚 Marriageの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 17時08分48秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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水橋 パルスィ #image(ここに画像のURL)ID 273 レベル 1 99 300 500 成長タイプ 万能 変化元 体力 ? 3180 ? 特技 73番「3ターン同色攻撃力上昇」 変化先 -- 攻撃 640 ? 必要コンボ数(最小) 70? 素材 -- 属性 光 防御 294 ? 覚醒スキル -- レア S 回復 341 ? 覚醒スキルの効果範囲 -- 出現クエスト,入手方法 特技 3ターン同色攻撃力上昇 同じ特技を持つカード ID 118 八雲 藍② ID 123 八雲 藍③ ID 128 八雲 藍④ ID 206 森近 霖之助 ID 207 星熊 勇儀 ID 208 水橋 パルスィ⑤ ID 209 霊烏路 空⑤ ID 215 EXルーミア ID 269 霊烏路 空S ID 283 ルーミアS 変化 ID 208 水橋 パルスィ⑤ 素材:ID 220 上海人形 このカードを素材に変化するカード デッキ 備考 名前 コメント
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ウミガメのスープ 過去問集 46スレ目 こればっかりは譲れないね 46スレ目10~65 【状況】 A「仕事頑張ってるね」 B「まあね」 A「じゃあ、いつもの奴」 B「どうも」 A「自分で始末しようと思うんじゃないよ。害がないと思ってもこっちには迷惑だから」 B「わかってますって」 A「はじめから私に任せてれば・・・」 B「こればっかりは譲れないね」 【問題】 Aの言う「いつもの奴」とはなんでしょう。 解答を表示 【解説】 にとり「仕事頑張ってるね」 文は今日もたくさんの写真を撮ってきた。 文「まあね」 にとり「じゃあ、いつもの奴」 にとりが渡したのは「#現像液」。文は自分で現像しているのだ。 文「どうも」 にとり「自分で始末しようと思うんじゃないよ。自分には害がないと思ってもこっちには 迷惑だから」 最近の現像液は毒性は少ない。しかし、沈殿物などが出るので廃液を水に流すと河童に とっては危険な可能性がある。 文「わかってますって」 にとり「はじめから私に任せてれば・・・」 文「こればっかりは譲れないね」 文はにっこりと微笑んで去って行った。 にとり「写真の出来へのこだわりねぇ・・・。私には人に見せられない写真ばかりだから としか思えないよ」 本当は現像液はもっと危険かと思ってたんですけどね。昔の推理小説で青酸を使うって 話がありましたから。まあ、いろいろ薬品を使ったりするからやっぱり有害ではあるんで しょうけど。 何の勝負? 46スレ目79~170 【状況】 AがBに勝負を挑みました。Bはその勝負に乗ったのですが・・・。 B:「あ、あんまりだ~!」 はめられたようです 【問題】 AとBは何の勝負をしたのでしょう。 【制限:質問35回】 解答を表示 【解説】 ちょっとしたいたずらを考えた文。酒樽を持って萃香の元へ。 文「萃香さん。私とひと勝負しませんか?」 萃香「勝負?何で?」 文「こいつです。負けた方は勝った方のいうことを一日聞くと言うのはどうでしょう?」 酒樽を見せる文。天狗も大酒飲みで知られた種族である。 萃香「ほほう。いいねえ、いいじゃないか。久々に楽しめそうだ!やってやろう」 文「フフッ。二言はありませんね」 萃香「もちろんだとも!」 文「じゃあこちらへ」 萃香「?」 文に案内されて特設会場に行ってみると、そこにはいくつもの酒樽が。 萃香「これを飲むのかい?」 文「ええ。20種類用意しています」 萃香「そりゃうまそうだ」 文「目隠しをして一口飲んでどの酒かあてるんです。利き酒ってやつですね」 萃香「?!」 文「二言は無いんですよね」 萃香「飲み比べじゃないの?」 文「酒での勝負ではありますが、多く飲むだけが勝負ではありますまい」 萃香「あ、あんまりだ~!」 10回出し合った結果、萃香3問正解。文5問正解で文の勝ち。 萃香「ふぇ~~~~~~~~~~~~ん!!」 文「はっはっは。では明日一日取材に協力してもらいますよ」 椛「(文さんも意外と正答率低かった・・・)」 というわけでA(文)とB(萃香)の勝負の内容は「#利き酒」でした。 制限はこんなものでよかったでしょうか。 一番乗り 46スレ目183~221 【問題】 あんたが一番乗りとはね。 しかし、意外や意外。これじゃちょっと足りないかもね。 解答を表示 【解説】 彼女は己が生をも最速で駆け抜けたのか。 小町の知り合いの中でも一等早く、この三途の川へと魔理沙はやってきた。 「足りないって、駄賃がか?」 大金の入った袋を抱えながら、魔理沙は言う。 「いんや。それだけあれば、世間話の一つも終わらないうちに向こう岸に着くだろう。 話し好きのこっちとしちゃぁ、あんたと語り明かすにゃ時間が足りそうにもないね」 生前親しくしてきた者がその者の為に使った財産の合計が、三途の川の駄賃となる。 泥棒だとばかり思っていた彼女のために使われた金がこれほどとは思わなかった。 まぁ、その内のどれほどが善意に寄るものかは知れないが。 「私の人徳の賜物だな」 「はいはい。まぁ向こうに着いたら四季様に舌を引っこ抜かれるだろうから、 今の内に話したいだけ話しとくんだね」 「そいつは困るな、まだまだ話し足りないぜ。ゆっくりやってくれ」 「あいよ。それじゃあ『#語り尽くしていこうか 向こう岸まで』」 恐いの? 46スレ目238~249 【状況】 A「話しなさいよ。それとも恐いの?妖怪ごときが?」 B「・・・、話すようなことはもう無いわ」 A「それは残念。・・・、実は私は少し不安なんだけどね」 【問題】 何が起こっているのでしょう。 解答を表示 【解説】 ある夏の日。文は「#百物語」なるものについて人里の人間から聞いた。 百の怪奇譚を語り、一つ語るたびに蠟燭の火を消していく。百の話が終わった時に化け 物が出ると言う。 ここは幻想郷。化け物が集まっている場所だ。しかし、そんな化け物がいただろうか? そして、化け物が集まって語らっている中にを脅かしに来るような化け物はいるのだろう か? そこで文は趣旨を説明し妖怪変化の類を集め、やってみることにした。 声をかけてみると、八雲紫や因幡てゐ(そして文自身)などといった長生きな連中やら レミリア・スカーレットや紅美鈴、アリス・マーガトロイドなどといった有名無名を問わ ず、国際色豊かな連中が集まった。 化け物に怖いものなぞほとんど無いように思われるかもしれないが、長生きしているだ けあって、怖くはないにしろ理由の分からない・得体のしれないようなことは色々と経験 しているようだ。なかなか興味深い話も出た。 そして百番目のこと。なかなかレミリアが語ろうとしない。 紫「話しなさいよ。それとも恐いの?妖怪ごときが?」 レミリア「・・・、話すようなことはもう無いわ」 どうやらネタ切れのようだ。 紫「それは残念。・・・、実は私は少し不安なんだけどね」 紫の発言に皆が注目する。 紫「お嬢さんが語らないなら、次は私の番ね。私がこの催しに出るきっかけになった話を してあげる。 あれは150年くらい前。外の世界の人間たちが百物語をしていたの。 たまたま近くを通りかかったから、折角だし、百本目の蠟燭が消えたときに驚かして あげようと思ったのよ。 で、私は他愛もない話をこっそりと影で聞き続けたわ。そして百本目の蠟燭が消えた。 でも私は動けなかった。だって、その話は99番目だったんだもの。蠟燭は間違いな く百本だった。話は間違いなく99番目だった。蠟燭が勝手に消えたりはしてない。 じゃあ、なぜ全ての灯が消えていたのかしら?人間たちは何事も起こらなかった、と がっかりしながら帰って行ったわ。おかしな点には気付かずに。 あれは結局何だったのかしら?あの場にいた中で、私がその化け物とやらに化かされ たの?」 そういって紫は最後の蠟燭を吹き消した。その時 と、いうわけで正解は「化け物による百物語」でした。解説長すぎますね。 異論ほぼ無し 46スレ目260~442 【問題】 A「やっぱりうちのが最強よ」 皆「あー、うん、そうね」 B「いやいや、違いますから」 ……一つだけ上がった反論の声はスルーされました。 解答を表示 【解説】 冬も差し迫ったころ、宴会中の話題は自然と防寒・暖房器具の事になっていた。 囲炉裏に暖炉にストーブ、湯たんぽやカイロや果てはエアコン(by風力発電)など、 様々な暖房器具の有用性について議論が交わされる中。 最終的にやはりコタツが最強だろうと結論が出かけた所で、横槍が入った。 「でも、やっぱりうちのが最強よ」 そういう紫の視線の先には、ふさふさもふもふの藍の尻尾。 「あー、うん、そうね」 苦笑しながら思わず納得する一同。 「いやいや、違いますから。暖房器具じゃありませんから」 そんな藍の反論も、尻尾に包まれ至福の表情で眠る橙のおかげで、説得力皆無なのでありました。 『#ここが私の極楽浄土』 ひとりでできるもん! 46スレ目455~591 【状況】 霊夢「本当に一人で平気なのね?」 妖夢「……はい」 霊夢「そう……ならもう何も言わないわ」 【問題】 状況を説明してください。 解答を表示 【解説】 文 「さあ、第一回幻想郷対抗運動会、次の種目は『#二人三脚』です! 現在二位の白玉楼チーム、出場選手は妖夢・幽々子ペア……あれ?」 妖夢「幽々子様の手を煩わすまでもない。貴方達の相手は私一人で充分です!」 文 「……いや、二人三脚なんで。ペアじゃないと出場できませんよ?」 妖夢「問題ありません。魂符・幽明の苦輪。これで一人二役できますから」 文 「わざわざスペルなんか使わなくても、幽々子さんと一緒に出ればいいじゃないですか」 妖夢「だって、だって幽々子様が出たくないって言ってるんですもん!」 霊夢 「なんで一緒に出てあげないの?」 幽々子「えー、着物が汚れちゃうでしょ」 霊夢 「……そう」 「「「「「「「「「「「「「「「「えーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」」」」」」」 46スレ目603~651 【状況】 「お客さん方、ちょっとこれは売れないね」 「「「「「「「「「「「「「「「「えーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」」」」」」」 【問題】 なぜ売れないのでしょう 解答を表示 【解説】 人間の里のある食料品店。今日は卵の特売日。一人1パック(?)。 「卵頂戴」 「はいどうぞ」 「卵一パック」 「はいはい」 「卵~」 「あんたはさっきも買っただろ」 そんな忙しい中に 「「「「「「「「「「「「「「「「卵一パックくださーい」」」」」」」」」」」」」」」」 「はいは・・・、なんじゃこりゃーーー!!!」 風見幽香×2(分身) フランドール・スカーレット×4(分身) 伊吹萃香×10(分裂) 「「「「「「「「「「「「「「「「早くちょーだい!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」 「お客さん方、ちょっとこれは売れないね」 「「「「「「「「「「「「「「「「えーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」」」」」」」 「ズルをするな妖怪変化!」 「「「「「「「「「「「「「「「「ぶーーーーーっ!!」」」」」」」」」」」」」」」」 と、いうわけで正解は「1人1つなのに分身してきたから」でした。 トリップは「#1人1つ」です。 やくもけ 46スレ目670~715 【問題】 ごく普通の、ありふれた日だった。 少なくとも藍を含むごく一般の人妖たちには、よくある日常の一部だった。 だが、彼女の主人と、彼女の式にとってはそうではないらしい。 八雲紫は昼間にも関わらず起きだし、なんだか不機嫌な様子。 橙も不安げな様子でそわそわしている。 さて、何が起きているのか。 解答を表示 【解説】 ごく普通の、夏の日だった。 紅い霧が立ち込めることも無く、お日様も顔を出していた。 ただ、いつもとほんの少し違うのは・・・ いや、それも少なくとも藍を含むごく一般の人妖たちには、この時期にはありふれた日常の一部だった。 だが、私の主人と、私の式にとってはそうではないらしい。 紫さまは昼間にも関わらず起きだし、なんだか不機嫌な様子。 「藍、あなた私に無断で出て行ったりしたら承知しないからね」 橙も不安げな様子でそわそわしている。 「ねぇ藍サマ。ここからいなくなったりしないですよね?ねぇ?」 お日様は出ているが、雨も降っているのだ。 ある時、紫さまがスキマで聞いてきたそうだ。 こういうのを外では『#狐の嫁入り』と言うらしい。 けど、まったく馬鹿げた話だ。 そもそも、相手がいないじゃないか・・・ 霊夢「ねえ、美味しい?」 46スレ目727~776 【問題】 ある日の宴会の出来事。 霊夢はいつものように酒の肴の準備をさせられていたのだが、 料理を出してちょっと後。 A「もぐもぐ…」 霊夢「…あれ?…ねえ、美味しい?」 A「ん?おいひーよ?なんれ?」 霊夢は「誰」が「何」をおいしそうに食べているのを疑問に思ったのか、 ある程度具体的に述べよ。 解答を表示 【解説】 ある日の宴会。 いつもの様に肴の料理に駆り出された霊夢だが、 今回は紫が持参した食材がお気に入りのようで上機嫌だ。 霊夢「あーはいはい、出来上がったわよー。 今回は紫が持ってきた激辛の「#きむち」と、さらに唐辛子もたっぷりの特別製鍋よー。」 魔理沙「おー、やっと来たか酒の肴ー!」 霊夢「もう酔っ払ってるわね… まあ大量に作ったからそうそうなくならないでしょ。 幽々子、考えて食べて頂戴!」 幽々子「えー…(凄まじい量を掴んだハシを戻しつつ)」 橙「もぐもぐ…」 霊夢「…あれ?…ねえ、美味しい?」 橙「ん?おいひーよ?なんれ?」 霊夢「…猫なのに熱々で辛い鍋でも平気なのねえ…」 橙「そんな迷信信じちゃダメ!」 霊夢「…いや、猫舌は迷信じゃないと思うけど…。」 藍「あつっ!からっ!」 霊夢「 お 前 か よ 。」 ※藍様が猫舌だとか辛いものが苦手だとかはだったらいいなーという妄想です、悪しからず こーりんが悪い 46スレ目787~812 【問題】 霖之助がまた無縁塚から外の世界のものを拾ってきた。 で、霊夢とたまたま通りかかった橙の3人でそれをいろいろ調べてみた。 霊夢 「また変なものを持ってきたわね・・・」 橙 「いったい何に使うの?」 霖之助「うん、実はこのままでは使えなくて。部品が足りないんだよ・・・」 霖之助の説明を聞いているうちに、なぜかだんだん青ざめていく橙。 ついには店から逃げ出してしまった。 霖之助「あ、まだ全部説明してないのに・・・!」 霊夢 「・・・今のは説明のしかたが悪かったと思うわ」 さて、霖之助が拾ってきたものとは何か? また、なぜ橙は逃げ出したのか? 解答を表示 【解説】 霊夢 「また変なものを持ってきたわね・・・」 橙 「いったい何に使うの?」 霖之助「うん、これは外の世界で『じてんしゃ』って呼ばれているものなんだ。 でも実はこのままでは使えないんだ。部品が足りないんだよ」 霊夢 「部品?」 霖之助「そう。『#ちぇーん』をこのギザギザのところに巻きつけないと駄目でね。 外れちゃいけないから、しっかりとひとつひとつ刃を引っ掛けるんだ。 それで、ここのペダルを回すとこのギザギザが回転して・・・」 橙 「にぃゃぁぁぁあああああああああああああああああああああ!!!!!」 霖之助「あ、まだ全部説明してないのに!・・・いっちゃった」 霊夢 「・・・今のは説明のしかたが悪かったと思うわ」 その後、橙は藍にしがみつきながら、 「『じてんしゃ』怖い、『じてんしゃ』怖い・・・」としきりに繰り返して震えていたと言う・・・。 恥を知る 46スレ目822~857 【状況】 A 「助かったけれど・・・、これは恥ずかしいよーー!」 B 「あー、ごめん。失念してた」 【問題】 Aは何が恥ずかしいのでしょう 【注意】 口調は気にしないこと。 解答を表示 【解説】 ある日、霊夢は人里に買い物に出かけた。 ところがその帰り、突然大雨が降り、びしょ濡れになってしまった。木陰で雨宿りする も、なかなか雨は止まない。 「あー、困ったわね」 「あら、大変ね」 「うわぁ」 突然顔を出す紫。 「とりあえず傘を貸してあげるわ」 「あら、どうも」 「それに・・・、そのままだと風邪を引きそうね。着替えも出してあげるわ」 「あらあらまあ」 「でも、、、」 身長設定 高い:紫、咲夜、美鈴 やや高い:霊夢、藍、など 「体格が合うのは藍の方ね。藍、私服を出してあげなさい」 「はい、紫様」 服を出す藍。着替える霊夢。しかし、、、 「藍・・・、この穴は何?」 ズボンのお尻に穴が。 「しっぽ穴だ、って、あ!」 「助かったけれど・・・、これは恥ずかしいよーー!」 「あー、ごめん。失念してた」 「紫様、霊夢を送ってあげればよかったんじゃないですか」 「やーねぇ。そしたらつまらないじゃない」 「やっぱり・・・」 と、いうわけで、A(霊夢)が恥ずかしがっているのは「藍から借りた服にしっぽ穴が開 いていたから」です。 位置的に開いてないとおかしいと思うんですけど、どうでしょう? トリップ考えたのに、使うの忘れてた。
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少し前までは白銀の雪に覆われていた幻想郷も、今ではすっかり春の色を取り戻していた。山からは雪の白が消えうせ、代わりに桜の色に染まっている。 香霖堂の窓からも桜がよく見える。不精でそのままにしていたストーブも、もうお役御免だろう。あとで荷物と一緒に片付けようと心の隅で思いながら、霖之助は売り物の壷に腰掛ける魔理沙に向き直った。 「この筒、まるで意味がわからないな。香霖、これなんなんだ?」 「COMPというものらしいよ。コンピュータというものの一種で、魔方陣の代わりに計算式を使って悪魔や妖怪を使役するらしい。といっても又聞きだから実は僕にも詳しいことはわからない」 魔理沙が弄っていたのはフツオくんから譲り受けた機械だ。ハンドベルコンピュータというもので、なんと彼の自作だという。悪魔がいなくなった以上不要というものだからちょっと無理を言って譲り受けたのだ。 その他にも幻想郷ではまずお目にかかれないような品を大量に持ち帰ることができた。草薙の剣は紛失してしまったが、それを差し引いてもお釣りが来るというものだ。 「ふーん、式神みたいなもんか……あれ?この荷物って香霖のじゃないよな。誰のだ?」 魔理沙は式神には興味がないのか、COMPから目を離すと話題を切り替えた。そういえばまだ魔理沙には詳しい事情を説明していなかったか。 「それは空目くんのものだよ。ほら、あの黒尽くめの」 「……うげ、あいつのかよ。なんであいつが香霖のとこにいるんだ?」 彼の名を聞いた途端に魔理沙が渋面を作る。そういえば以前に彼と魔理沙が魔術云々で論争していたなと思い出す。論争とはいうが、途中からはほぼ彼の独壇場だったらしいけど。 とはいえ魔理沙とて本気で彼のことを嫌っているわけではないだろう。霖之助はそう考えながら彼の荷物がここにあるいきさつを話した。 「彼が最近幻想郷にやってきたことは知ってるだろう?人里での住居が用意できるまでここに泊めていたんだ」 「あー、そういやまだここに来てからあんま時間経ってなかったんだな。あまりに濃すぎて全然そんな気がしなかったぜ」 先ほどとはうってかわったしたり顔で魔理沙はうんうんと頷く。自分はあまり外を出歩かないから噂には疎いが、この様子を見る限り彼はそれなりには幻想郷の住人と交流を持っているようだ。 「うん?それなりどころの話じゃないぜ香霖」 霖之助の呟きが聞こえたのか、魔理沙は勝手に戸棚から茶菓子を取り出しながら語り始めた。いつもながらなんとも自分勝手な奴だ。 「あいつ、幻想郷の主だった連中とは軒並み親交があるんだぜ?人里で慧音と仲良く話してたと思ったら次の日には永遠亭に行ってるわ。紅魔館や守矢神社の連中とも仲がいいっぽいな」 これは驚いた。お世辞にも社交的とは言えない彼がこの短期間でそこまで交友範囲を広げていたとは思わなかった。守矢神社に関してはあの場に巫女がいたからその繋がりなのだろうが。 「他にも最近やってきた神様連中とも親しげだしさ、無愛想な癖になんでか好かれてるんだよな。ありゃたらしだなたらし。全く色男の面目躍如というか……」 「……俺はいつの間にそんな面目を躍如したんだ?霧雨」 ふと気が付くと、魔理沙の後ろにはいつの間にか件の彼が立っていた。 相も変わらぬ黒尽くしの服装で、無表情ながらも鋭い目つきで魔理沙を見下ろしている。魔理沙も僕と同じように直前まで気づかなかったからか、振り向きつつも絶句しているようだ。 「……よ、よう恭一、いつの間に……?」 「先ほどからずっとだ」 ごまかし笑いの入った魔理沙の挨拶に、彼―――空目恭一は抑揚に乏しい声で答える。 「そ、そうか……気づかなかったぜ……」 空目は冷たい、というより無感動な目で魔理沙を見下ろしている。冷や汗ものだ、あの図々しくも恐れ知らずな魔理沙が若干硬直しているというのだからその威圧感は相当なものなのだろう。 無論、それは意図してやっているのではないのだろうが、と、そこまで考えたところで魔理沙からの「気づいてたなら教えろよ」という視線に気づく。僕だって言われるまで気づかなかったんだから仕方ないだろう。 だがここで助け舟を出すのも吝かではない。霖之助は咳払いをひとつして空目に問いかける。 「昨日、住む場所は決まったと言っていたね。荷物は纏めてあるけど、もう出るのかい?」 「ああ、そのつもりだ」 世話になった。そう言いつつ荷物に手をかけようとする空目の横で、今更硬直から解放された魔理沙がはたと気づいたように問いかける。 「そ、そういやお前ってどこに住むんだ?やっぱ人里で慧音の世話にでもなるのか?」 「半分はその通りだ。彼女の紹介で貸し本屋の手伝いをすることになった」 「貸し本屋?ああ小鈴んとこか。だったら珍しい蔵書とかあったら貸してくれよ。知り合いのよしみでさ」 先ほどとはうってかわって随分と積極的に絡んでいくものだ。逞しいと言うべきか、商人としては商魂かくあるべしと見習うべきか。そんなことを一瞬だけ考えてすぐに切って捨てる。 「それじゃあまた。君と過ごした時間は決して長くはなかったけど中々有意義だったよ。困ったことがあったらいつでも声をかけてくれ」 「こちらこそ世話になった。いつか礼は返す」 それじゃお礼参りだろ、とか、私と随分対応が違うなとかぼやく魔理沙を背に、彼はそのまま店を後にした。それを眺めたあと、霖之助は塩漬けの桜を浮かべた茶を用意して静かに啜った。 「相変わらず愛想の欠片もない奴だったな。というかそんなお洒落なお茶があるなら私にも分けてくれよ香霖」 「相変わらずというなら君だって同じだよ魔理沙」 「よう!誰かと思えば恭一じゃねーか!」 「こんにちは、恭一さん!」 人里へと向かう道中、少ない手荷物を持ちながら歩いているところに出くわしたのはカズマと早苗の二人だった。 人里に買出しにでも行っていたのか、その両手には大量の袋が抱えられている。もっとも、その大部分はカズマが担いでいるのだが。 緑色の髪を揺らし朗らかに挨拶する早苗と荷物の重さに震えながらもそれをおくびにも出さないカズマの二人に、空目は表情を変えないまま目線だけで答える。 「そんで、ここで何してるんだ?」 「引越しだ。今から人里に向かう」 「あー、そういえばそんなこと言ってましたね」 何かを想うようにしみじみと頷く早苗に、カズマが何を大げさなと相槌を打つのを見ながら、空目はふと頭上の木々を見やった。 桜、満開のそれらは色濃く息づき、舞う花弁は春風を可憐に演出している。 自分がここに来たことにはまだ蕾すらまばらだったか。 らしくもないことを感慨もなく思考しながら、空目はあの時のことを思い出す。 一月前、気づいた時には"そこ"に立っていた。 理由も経緯も分からない。無名の庵での決戦、自分と十神の間を引き裂いた亀裂。最後の言葉。その全ては記憶にあるものの、意識が断絶して目覚めるまでの一切が空目には分からなかった。 だから空目はそこから歩いた。歩いて、歩いて、歩き続けた。余人以下の体力しか持たない彼にしてみれば驚異的な持続力で歩き続け、気づけば人里に行き着いていた。 後にここは幻想郷で、自分がいた場所は無縁塚であることを知る。 「あの時はホントにびっくりしましたよ」 早苗の言葉で意識が現実に引き戻される。 「ああ、あの時は確かに驚いたぜ。まさかアンタが生きててくれるなんてな」 カズマのその言葉も無理はないだろう。 空目も、ヤンも、霖之助も。あの作戦を考えた者は全員空目の生存を最初から絶望視していた。正直なところ、生き残れたという事実は空目本人にとっても予想外の出来事なのだ。 空目は無名の庵から帰らず、十神によってもたらされた空目死亡の報と共にそれは真実味を帯びたものとなったらしい。それ故にこの幻想郷で再会した際の彼らの驚きようは凄かったと言える。 「あれは俺も想定外のことだった。藤井の流出の影響か、俺は"ここ"に放逐されることで存在を容認されたらしい。僥倖なことだ」 「ああ、あいつの力が守ってくれたってことでいいんだよな?」 だからこそ今度は命を粗末にすんなよ、とサムズアップするカズマを尻目に、空目は思い出す。 十神との最後の会話。 "お前をみすみす死なせたくない。いや、たとえ死ななくともお前に人の幸せは訪れるのか。お前の選択は本当に正しいのか" 正しかったかどうかは分からないし、そもそも完全に正しい選択など無いに等しいと、空目は思う。 少なくとも、命が失われることはなかったというわけだ。ならばそれでいい。 「それで、お前達は買出しの帰りか」 「はい、実は明日うちで宴会をすることになりまして」 そう言う早苗の顔は喜色に溢れている。対してカズマは重労働を課せられるからかゲッソリとした表情だ。 「うちの神さん主催でな。覇吐さんたちも呼ぶことになってるんだ。実は後でアンタのことも呼びに行こうと思ってたんだよ」 坂上覇吐と、久雅竜肝。共に空目や早苗・カズマと共にあの殺し合いを生き抜いた者たちだ。 彼らもまた幻想の存在故に、また幻想郷の守護者である八雲紫を手にかけた責任を取るために、同じくその身を神格とした仲間と共にこの幻想郷へと移住したのだという。 それが今から半月ほど前の話だ。彼らも空目の顔を見るや目を丸くしていたことは言うまでも無い。 「そんで今から諏訪子さんと神奈子さんの手伝いという名の雑用押し付けを片付けるわけだ……というわけでよければ明日の正午に来てくれよー……」 そう言うとカズマは、会った直後の溌剌さを微塵も感じさせない消沈した声で別れを告げた。そんなカズマの背中をバンバンと叩きながら「さようならー!」と手を振る早苗を尻目に、空目は人里に向かう足を再開させたのだった。 さわさわと、桜の花が揺れていた。 あの後、人里にて転居の手続きと挨拶を終えた空目は荷物を置くと里のはずれまで来ていた。 人嫌いでも他人を苦手にしているわけでもないが、それでも群集の只中にいることが得意なわけではないから、人のいない場所というのは空目にとってはお誂え向きだった。そも、本来なら混沌という概念と化している空目の存在は常人には害悪にも等しいことを自覚しているのであまり力持たぬ他者と関わり合いになろうとも思っていなかった。 それでもいつまでも霖之助のところに厄介になるのは筋が通らないし、かの人獣が人里に張った結界により影響が最小限に食い止められるということから人里への転居を許諾したという経緯があったりする。 ともかく…… 心地よい春風が肌をなでるのを感じながら、空目は並木道を歩いていた。 幻想郷に来て分かったことが一つある。ここは、全てを受け入れる。 人も、妖物も、概念も、何もかも。それが悪しきものであっても害悪を撒き散らすものであってもお構いなしだ。 だからこそ空目はここにいることができる。 しかし、ここは自分の知る異界とはまるで違う。自分の知る異界は人の想像の及ばぬ世界だ。だがここは人の生活の痕跡が色濃く残っている。 ならば自分の知る異界はどうなったのだろうか。全ては現実世界から閉ざされ、二度と干渉されないと、そういうことなのだろうか。 あの臙脂色の服を着た少女は――― ふと、匂いを感じた。 強烈な既視感が頭に湧き上がる。風に乗って流れてきたその匂いは、"枯れ草に少しの鉄錆を混ぜたような"もの。 酷く場違いなそれは、空目の記憶の中に確かに残っている。 人里への移動で溜まった疲労など忘却の彼方に置き去り、空目はその黒尽くめの痩躯を風上に向けた。 香りを追う。樹木の多い一角を抜ける。 目の前に開けた土地が広がる。 そこに…… その少女は立っていた。 ―――郷よ、郷よ、夢の、郷よ、旅の娘が帰ります 雲とおく、肌近き地より、夢の娘が帰ります 亡き郷に還る輩のため 郷覆う関に黒の鍵 亡き郷に在る父のため 郷具う門に赤の鍵 黒の鍵は、高き壁に 赤の鍵は、深き垣に 還る者は、黒の鍵を 行く者は、赤の鍵を 郷よ、郷よ、山の、郷よ、旅の娘が帰ります 雲とおく、肌近き地より、夢の娘が帰ります――― 凛、と澄んだ声。 纏う花弁を乗せた風。 儚げで色彩の欠いた、現実とは思えない光景がそこに広がっていた。 そこにいたのは、臙脂色の服を着た少女。 「……ああ」 かの地での誓いも、旧友達との記憶も、凄惨な殺し合いを生き抜いた証左も、全ては異界に消えてなくなる。 今この時になって空目は理解する。十神が危惧したのはそれであると。 人も、記憶も、想いさえも。全てを受け入れ包み込む異界。全ての異なるものを受け入れ、同時に一部とする混沌。 それに呑まれてなお、空目は空目として在れるのか。 "お前をみすみす死なせたくない。いや、たとえ死ななくともお前に人の幸せは訪れるのか。お前の選択は本当に正しいのか" その心配は杞憂だとも。お前の危惧を踏み越えたというなら、これで俺達は1勝1敗になる。 だから十神、もう心配することはない。俺の選択は――― 「正しかったと、証明された。証拠がここに在るわけだ……なあ?」 「―――はい」 視界が滲む。涙が、とめどなく溢れてくる。 少女はそこに立ち尽くし、ぽろぽろ、ぽろぽろと、とめどなく涙を流した。 春の香りが風と共に吹き込む。 その風には微かに、ほんの微かに―――枯れ草の香りが混じっていた。 ―――その後、幻想郷ではある噂が流れた。 奇妙な本を書く男女の噂だ。 それは奇妙な殺し合いの中で生き足掻く者たちの物語。決して趣味がいいとは言えないそれが、しかし幻想郷の者達の間で流行した。 幻想郷の守護者八雲紫や、人狼。その他大勢の人間や人ならざる者たちが様々な想いを胸に秘めながら必死に抗う物語が話題になったのだ。 鈴奈庵という貸し本屋でのみ売られるこの本は、しかしその話題性とは裏腹に作者の人物像が一切表に出てこないのだという。 しかし、それらしき人物を見たという声もある。時々人里で目撃される、最近幻想郷にやってきた若い男女がそれだ。 その正体について知っていそうな道具屋の店主や守矢の巫女にいくらか質問が寄せられたが、彼らは笑いながらも口を噤んだ。 男のほうは黒い服、女のほうは赤い服を着ていたという。 【混沌ロワ 空目恭一 完】
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結婚式のマナーは、式をする人も呼ばれる人も知っていたいものです。相手に失礼のないようにしっかりマナーを覚えて行きましょう。結婚式は招待状から始まります。招待状の返信、当日の服装、スピーチ、ご祝儀など詳しいことを結婚情報サイトなどでよく調べていけば失礼にならないですね。 結婚・結婚情報 結婚情報は、結婚を真剣に考えている独身の方々を対象として、理想的な結婚のお相手探しのために、マッチングシステムやイベントなどの出会いの機会を提供し結婚を紹介・仲介するサービスのことです。真面目に結婚を考えている方が集まる結婚情報を上手に活用して、理想の結婚を手に入れましょう。 結婚・結婚情報 結婚は理想でありしかし現実です。理想だけを追っていても空回り、妥協してばかりも受け入れたくないですよね。妥協なしでしかも現実的な結婚ってないのでしょうか。要は、自分を出発点に置き、自分にとっての結婚を考えてみれば、それが理想にもつながるはずです。 結婚・結婚情報 結婚には結婚指輪ですよね。それでは何故結婚に指輪なのでしょうか?もともと中世ヨーロッパで、リング=終わりが無い=永遠という意味を込めて宝石を指輪に加工し女性に贈ったことが、日本にも宝石文化が入り、心臓=こころという意味でこころがこもった左手の薬指に結婚指輪をはめるようになったと言われています。 結婚・結婚情報 結婚についての条件で、未婚女性1000人に聞いた結婚観調査によると、経済力よりむしろ、家事・育児の協力、仕事への理解といった方が結婚する条件としては優先度が上らしいです。そうですよね。いくらお金があっても非協力的で理解もしてくれないなら、一緒にいる意味がないかも知れませんとね。 結婚・結婚情報 結婚・結婚情報-1 結婚・結婚情報-2 結婚・結婚情報-3 結婚・結婚情報-4 結婚・結婚情報-5 結婚・結婚情報-6 結婚・結婚情報-7 結婚・結婚情報-8 結婚・結婚情報-10 結婚・結婚情報-11 結婚・結婚情報-12 結婚・結婚情報-13 結婚・結婚情報-14 結婚・結婚情報-15 結婚・結婚情報-16 結婚・結婚情報-17 結婚・結婚情報-18
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交際期間1年未満の「電撃婚」が定番化、昨年に続き全体の3割超える。 交際期間1年未満の「電撃婚」が定番化、昨年に続き全体の3割超える。 http //www.narinari.com/Nd/20091112554.html 現在のパートナーと結婚するまでに、交際していた期間はどれくらいなのか――。11月22日の「いい夫婦の日」を前に、「いい夫婦の日」をすすめる会が夫婦の実態を浮き彫りにするアンケート調査を実施した。その結果、交際期間が1年未満で結婚した人は昨年に続き全体の3割を超え、定番化の様相を見せているという。 この調査は「2009年度いい夫婦の日」アンケート調査と題し、全国の男女既婚者400人(男性18~69歳/女性16~69歳)を対象に行われたもの。まず、結婚前の交際期間をたずねたところ、「半年以上1年未満」(25.3%)がトップに立った。これに「半年未満」(11.5%/全体5位)を加えると、1年未満でゴールインしたカップルは3割超に。2位以下は「1年以上2年未満」(24.3%)、「2年以上3年未満」(14.3%)、「3年以上5年未満」(13.8%)と続いている。 次に、「生まれ変わっても今のパートナーを選ぶか」についてたずねたところ、全体の40.0%が「もちろん今の相手を選ぶ」と回答。「考える」(45.0%)のほうが回答の割合は高かったものの、昨年の同調査よりも5%近く「もちろん今の相手を選ぶ」との回答が増加した。また、50代では男性の「もちろん今の相手を選ぶ」が増え(3割強→5割)、女性の「別の人を選ぶ」が減っている(4割弱→2割弱)ことなどから、同会は「厳しい社会情勢・経済状況の逆境での一体感などが生まれた結果なのでは」と分析している。 そして、現在のパートナーを選んだ理由についてたずねたところ、「性格」(62.0%)、「優しさ(思いやり)」(54.8%)、「安心感」(45.5%)、「フィーリング」(42.0%)が上位に並び、昨年とほぼ同様の結果となった。しかし男女別でみると、男性が女性の2倍「容姿」(男性41.0%、女性18.0%)と回答しているのに対し、女性は男性の8倍「経済力」(男性2.5%、女性19.5%)と回答するという違いも表れている。 さらに夫婦円満のために「大切だと思うこと」についてたずねたところ、「話をする・聞く」(57.0%)、「信頼する」(42.5%)、「言葉にして感謝を伝える」(38.5%)などが上位を占めた。しかし、「程よい距離感(干渉しすぎない)」(33.8%)との回答も多く、互いにストレスを感じないよう、近すぎず、遠すぎずの関係性が重視されているようだ。 最後に「愛情を感じる言葉」についてたずねたところ、最も多い回答は「感謝の言葉」(約4割)で、次いで「愛情の言葉」(約3割)となった。具体的には「ありがとう」「愛している」「信頼している」「好きだよ」「結婚して良かった」などの言葉が挙がっているいる。特に男性はこうした言葉を女性に言うことを照れくさく感じる人も多いが、時に直接言葉をかけることも、円満な夫婦生活を築くためには大切なことと言えそうだ。